思いやりをもってコミュニケーションを
ある夫婦の会話です。
奥様は家事の途中で、トースターの上に、うっかり鍋つかみを置きっぱなしにしたまま、リビングの掃除をしていました。
そこへ、普段はほとんど料理をしないご主人が、トースターでお餅を焼いたのです。
掃除を終え、キッチンに戻った奥様は、熱いトースターの上に、熱くなった鍋つかみを発見しました💦
慌てた奥様は、お餅を食べているご主人に
「トースターの上に鍋つかみがあるのに、焼いたら火事になるかもしれないでしょ！ 鍋つかみをどかしてから焼いてよ」と。
それに対してご主人は
「それなら鍋つかみを置いておくな！」と切れ気味に一言。
奥様は、怒りがこみ上げましたが、グッとこらえました。
確かにうっかり鍋つかみを置いてしまったのは自分だ。
でも気付いたならよけてくれればいい。
もしくは気付かずうっかり焼いてしまったのなら、「気付かずごめんね」位言ってもいいのに・・・
モヤモヤしましたが、そこで一旦冷静に自分の気持ちと向き合いました。
結局は、お互いうっかりしただけ。
そこを相手が悪い、謝るべきと思ったから、お互い怒りが出て来てしまったのですね。
奥様が最初に「私がうっかり置いてしまったのが悪いのだけれど、あなたも気を付けてね」と言えば恐らくご主人の態度も違っていたかもしれません。
皆さんはこのご夫婦の会話をどう思われますか？
そんな些細なこと、どうでもいいと思われますか？
確かにほんの日常の些細な会話の一部です。
ですが、これが結婚生活の日常なのです。
この些細なことの積み重ねが、限界に達してしまうと、離婚危機になりかねないのです。
コミュニケーションは大切です。
つい相手に自分の気持ちをわかってもらいたいと気持ちが先にあふれてくるのですね。
それが衝突の元です。
相手の気持ちを知ろうとすること。そこが大切なのですね。
けんかもコミュニケーションのひとつではあります。
言いたいことも言えず、我慢してばかりではいつか限界がきます。
つまりバランスなのです。
婚活中もコミュニケーションはとても大切ですが、自分の気持ちをわかってもらおうとする前に、お互いがお相手の気持ちを知ろうとする、わかろうとすることが信頼関係に繋がって行くと思います。
そしてこれから始まる結婚生活は、正にその積み重ねなのです。
張り合わない、勝ち負けではない、正解不正解ではない。
お互いがほんの少しの思いやりをもつだけで、空気が変わっていくのです。
婚活中の今から、心がけたいですね(*^▽^*)
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